第10話 わからないことを素直に言えるのは、良い子の証です。

「全然わかんない!」


 あなたは叫びました。

 わからないことを素直に言えるのは、良い子の証です。

 それに反応してか、なにかのウインドウが開きました。

 そのウィンドウの上部には「ヘルプ」と書かれています。

 どうやら、あなたが「わかんない!」と言ったので助けてくれるようです。

 ほら、試しにステータス画面の出し方というところを読んでみましょう。


「ステータス画面は右手を上げ、左手は下げた状態で目を閉じながら『ステータス、オープン!』と叫んでください」


 と説明されています。

 なるほど、少々特殊なやり方があったのですね。

 それでは、その通りにやってm。


 グサッ。


「チュートリアルでの放置行為を確認。処罰します」


 時間切れ、でしたね。

 この騎士は、あまり長い時間は待ってくれないようです。

 でも、次はきっと先に進める気がするので、どうか希望を失わないで。


【ゲームオーバー → 第11話へ】

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