明るい場所
舞季
1
いつから1人が怖くなって、いつからこんなにも弱い人間になったのだろう。
こうして立ち止まっている内に、働いている人達よりも劣っているようような気がする。
明るい世界が怖い。
暗い世界も怖い。
じゃあ、何を求めて生きているんだろう。
好きな人と結婚して、幸せな結婚を祝われたはずなのに。
これ以上私は何を求めているんだろう。
だれか、私にいきる意味を教えて欲しい。
そう思っていたとき、あなたは現れた。
太陽みたいな笑顔。
ころころと表情を変えながら楽しそうに話す声。
私はあなたに会わなければ、とっくにあきらめていたかもしれない。
だから、私は目指したい。
あなたのように楽しそうに笑いたい。
明るい場所に、戻りたい。
「舞ちゃんなら戻れるよ。俺がそばにいるやん。」
そう思えるようになったのは、あなたのおかげだった。
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