【まとめ】 バックマスキング/BISMARCさま《1》
このページでは、各オプションごとの感想をまとめさせていただきます。すでに〝エピソードごとの感想〟で述べました部分は割愛いたします。
◆全体的なオプションから抜粋:
◇全体的な感想内容:良くない部分も含む
かなり自由に感想を書かせていただきましたが、良くない部分はなかったように感じましたね。非常に面白かったです。
◇「文章の読みやすさ」に関する感想:あり
文章は読みやすかったです。個人的には空行も適切で、台詞に改行があるのも良いやり方であると感じましたね。この場合の字下げもされておりますので、見栄え的にも申し分ないと思われます。
◇「ネタバレ」への配慮:ネタバレNG
かなりネタバレには配慮をしたつもりですが、どうだったでしょうか。本作の魅力を皆さまにお伝えできていれば良いのですが。やはりミステリは、読者の皆さまにも実際にお読みいただきたいですからね。オススメです。
◇「読みながら考察や推理をした内容」の掲載:あり
エピソードごとの感想にて、色々と述べさせていただきました。
今のところの推理ですと、KENは生存しておりますね。そして仮に最悪の事態が起きていたとしても、駿は犯人ではない。そのように考えております。むしろ気がかりなのは、謙太の兄である蒼司ですね。彼の登場が待たれます。
◇「主人公」に対する感想:良くない部分も含む
常に脳内のマニュアルに準じた言動を選んだり、兄の背中を追いかけるように努力を重ねていたりと、かなりの苦労人であることが窺えましたね。
事件性があると知って内心で喜んだり、警察への批判を兄への批判と捉えたりと少々子供じみた部分もありましたが、それも含めて若さというか、〝謙太〟というアイデンティティであると感じました。非常に完成された、生きた登場人物ですね。
◇「任意の登場人物」に関する感想:あり【新里蒼司(主人公の兄)】
非の打ち所のない完璧な人物といった印象ですね。両親からも、本来は蒼司と比較されて引け目を感じているであろう弟・謙太からも絶対的な信頼を置かれているという点からも、蒼司という人物の素晴らしさが伝わってまいります。
それだけに、どこか「本当の理解者や味方がいない者」特有の危うさというか、脆さのようなものも感じましたね。刑事科ともなると、荒れた環境でしょうし。
また、警察への批判に対して謙太が怒りの感情をみせたことからも、もしかするとすでに蒼司は――。といった想像もしてしまいましたね。この予想が外れていることを願いたくなるような、そんな好人物であると感じました。
◇「1話あたりの文字数」に対する感想:あり
文字数は丁度いいですね。構成力が良いこともあり、「次のページを捲らせる力」を持つに値する、絶妙な分量であったと感じます。
◇「ルビ、ふりがな」の数や箇所に対する感想:あり
しっかりと難読漢字には「ふりがな」が付いておりましたね。〝ブリリアントノイズ〟のルビには鳥肌が立ちました。演出面においても素晴らしいのではないかと。
◇「専門用語の数、わかりやすさ」に対する感想:あり
業界用語がいくつか出てまいりましたが、すぐに意味がわかるうえに、逆に勉強させていただきました。私が使う機会は皆無でしょうが、他の作品で同様のものを見かけた際にも意味がわかりますからね。本当にありがとうございます。
◇「構成」に対する改善案:あり
構成は完璧であると感じました。テンポもよく、読者への「読ませ方」を念入りに考えられているのではないでしょうか。
◇「文章」に対する改善案:あり
特に改善点は見受けられませんでしたね。ただ、全体的な完成度が高いぶん、三点リーダ「…」が一つだけだった部分だけが気にはなりました。これを「……」とすることで、より引っかかりがなくなるのではないかなと。
◇「設定」に対する改善案:あり
設定に関しても破綻などはなく、登場人物らの行動にも違和感はありませんでしたね。しっかりと創りこまれているという印象を受けました。
*
◆ネガティブなオプションから抜粋:
◇「良くない意味」で気になった点(マイルド)
今のところは特になし、といったところですね。性差に関する謙太の認識に多少食いつきはしましたが、今の若者というか時勢的には仕方がないのかなと。私が異常なほどに敏感すぎるだけですからね。まったく問題がありませんでした。ヒューマンドラマとしても、あれは必要な表現であったと感じております。
*
全体的な感想としては、「とにかく面白い」の一言ですね。すでに完結済とのことで、ミステリ好きな皆様は是非ともご一読いただきたく存じます。文章も読みやすいですので、このジャンルへの最初の一歩としてもオススメですね。
これで今回の感想は以上となります。少し期間は空いてしまいますが、必ず続きを拝読し、また感想を投稿させていただきます。
ご質問やオプションの変更等があれば、コメントにてお知らせください。特に問題なければ、現状のオプションのまま続けさせていただきます。
それでは最後になりますが。
素晴らしい物語を拝読させていただき、本当にありがとうございました。
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