第7話 勇者 カイル視点
僕の名前はカイル・リューコス。
この世界の主人公であり、最強のスキル『剣聖』を持つ勇者だ。
平民という身分でありながら、魔法、剣技、全ての才能に恵まれている。
それに見た目もイケメンで、性格は優しく、プレイヤーからの評価が高い。
「まさかこの僕が主人公であるカイルに転生出来るなんて……最高すぎるだろ!」
僕はこのゲームを何周も繰り返して周回していた。
この素晴らしきゲームはグラフィック、音楽、イラスト、全てが完璧であり、僕は全てのストーリーが頭の中に入っている。
最終的に僕はこの世界を支配する魔王と対峙して、世界を救い、ヒロインと結ばれる。
「なんていい気分なんだ! この最強の力を持っていればこの世界で好き勝手出来るじゃないか!」
僕は感動の余り指先が震えてしまう。
この剣聖の力を駆使すれば、どんな敵にも勝てる力を持っているからだ。
「明日から僕の大好きなストーリー、魔法学園が始まる。ああ、なんて楽しみなんだ、僕はあの大学で無双出来てしまうしな」
魔法学園では魔力測定のテストがあり、原作通りだと僕は上位の成績を残すとこが出来る。
最初は平民という理由でぞんざいに扱われてしまうが、徐々に皆んな僕の力を認めていく。
「くくく、それに、僕をいじめてくるあの悪役貴族、アレンがいるだろうしな」
僕のざまぁ対象であり、最終的にはこのフィオガルラ王国から追放される貴族、アレンだ。
悪役貴族であるアレンは僕を平民という理由で虐めてくるんだが、僕は優秀な成績を残していき、あっという間ににアレンとの差を広げていく。
そしていつしかクラスから微妙な反応をされていき、立場が逆転してしまう。
「さて、明日の魔法学園が楽しみだな」
僕はアレンの恥ずかしき姿を想像しながら、片手に剣を持ち、鍛錬に励むのだった。
―――
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