第14話

相手の胸ぐら掴んでギリギリと力を込める。


「…ふざけたことをするな。二度とその口開けないようにしてあげようか…?」


「ヒッ、」


こんな一言で腰を抜かした司会者はズルズルと座り込んだ。


「……立って。あんたは組で処分する」


「凛寧?コイツらぶっ壊すのは俺と藍人の仕事なんだからぁ。横取りしないでよっ!」


後ろでブーブー言ってる2人は何に対しての反抗なのだろう。

顔はよくても口から出る言葉は恐ろしい。


てゆーか、そんなこと言ったら、


「あ、藍人だと!?じ、じゃあこ、こっち、は、?」


名乗ったら、全部バレちゃうじゃない。

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