4: うどん&ラーメン(他人編)
第25話
またしても自分ではなく人がうまそうに食っていた話
前回のスパゲティの話に通ずるところで思い出したのが名古屋名物「味噌煮込みうどん」だ。ぐつぐつと煮えたぎるそれに七味唐辛子をこれでもかっ、と全面真っ赤になるまで振りかけてから召し上がる妙齢のご婦人を見たことがある。特別料金の徴収が必要かどうかは別にして果たしてうまいんだろうかと心配になった。うまそうに食っていたからうまいんだろうな。
さて、その味噌煮込みうどんだが、その店では注文すると必ず「麺は硬めですか柔らかめですか」と店員さんが聞いてくる。食べている最中にも器の中で「煮込み」が進行することを考えて硬めを注文するのが通というものか。これは店としてなかなか良い配慮であると思う。 (つづく→)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます