第115話

「瀬凪、今日は水族館いくぞ。」





凪砂はそう言うと、瀬凪を肩車して家の中を歩き回る。





瀬凪は凪砂の一言でテンションが爆上がりしたのか、大声を出して笑っている。






『瀬凪、ちょっと声抑えて!!またお隣のおじさんに怒られるよ!?用意するから静かにパパと遊んで待ってて!』






物音に敏感な隣人が居るため、日ごろから音に関しては瀬凪に注意していた。






ご近所トラブルは避けたいので、瀬凪には申し訳ないけど、片親だからという理由で近隣の住人に嫌な目を向けられることは避けたかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る