虹の橋と天上人

「お天気雨が橋をかけましたね」

一人の天上人が虹の橋を渡る。

喉が渇いたので、天上人は足元の雨雲をちぎり、口に含んだ。

「いかにも、美味い」

満足気に笑む天上人の体に、突然電気が走った。

「痛!こりゃ、雷雲だ」

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