雨雫

月日は瞬く間に過ぎていき

いつも間にか別れの時が

遠くなって行く君の背中

在りし日の思い出を抱き

傘の下で

ひとり

泣いていた

見上げれば

晴れ渡る青い空

雨上がりの葉っぱに

宝玉のきらめき

ひと雫の

露がきらりと

泣いている

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