ティトと見果てぬ世界

ティトは丘の上で風に吹かれていた。遠いどこかに、きっと行くべき場所がある。まだ見ぬ世界に、ティトの胸は高鳴る。

「ティトー!」妹アルマが呼んでいる。

「その花、どこで摘んだの?」

「ティトの知らない場所。」

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