「怖いよう」巨大滑り台前にして泣いた私に苦笑する姉


 実のお姉ちゃんというわけではないけれどとても可愛がってくれた大好きな近所のお姉ちゃん


 お姉ちゃんの厚意でせっかく広い公園に連れてってもらったのに

 私は高いところが怖くて

 でっかい滑り台を滑れなくて泣いた

 ついでにいうとロープが張り巡らされたアスレチックからもビビって逃げた

 言い訳をするとグラグラ揺れて怖かった


 お姉ちゃんは苦笑しながら「いつか滑れるようになるよ」「怖くないよ」「大丈夫」って言って私の背中を優しくぽんぽんしてくれた

 とても天気がいい晴れた青空の日だった


「『短歌の秋』投稿作品」

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