第15話

リビングへ行き冷蔵庫を開け

ミネラルウォーターを取ると

階段を上がり自分の部屋へ直行する。





『ぁん...ゃ...ダメ...ィクっ...』






兄の部屋は隣で

兄と女の人との事情はいつも丸聞こえだ。



はじめはなんだか恥ずかしくて嫌だったが

それももう慣れて今では

またか、、、くらいにしか思ってない。









でもベッドの軋む音、女の人の喘ぎ声を聞くと

やっぱり私の世界はなんだか色づく。






そして何故か龍也の顔が浮かび

びっくりしてため息が出た。






私と龍也なんて何もあるわけない。

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