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入学してすぐ、屋上に居る時に敦史に誘われたのだ。


最初は断ってもいたし、母親に捨てられたので、もう誰も信じないと思ってたから。


ただ、一緒に居るうちに安心感を覚え、過去にあった裏切りを話した。


すると、黒龍は『絶対裏切らない』と言ってくれた。


その時に「この人達なら信じてみよう」ってなり、仲間になった。


最初はものすごく楽しかった。


みんなで学校が終わると倉庫に行って、下っ端の子達と遊んだり、夏にはお祭りや海に行ったりもした。


あの時は信じてたし、大好きだった。


それが崩れ始めたのが、11月ぐらい。


幹部と私で遊びに行ってた帰り、女の子が襲われそうになっていた。


それが、立川 璃子。


私達と同じ学校。


男子の噂で聞いたことがある。


同じ学年に可愛い子がいるって。


顔は見た事あるけど喋ったことは無い。


助けて、倉庫まで一緒に行った。


「なんで、あんなとこいたのかな?」


優しい口調で龍也が聞いた。


「ヒック、、親と、、喧嘩して、ヒック、飛び出して、繁華街に着いたら、ヒック、いきなり、、」


そこからは何も言わなかったし、私達も聞かなかった。

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