第1章

1ページ

「みんな、大好き!」


『俺らもだぜ! 』


そこには楽しそうに笑う、私とアイツら。


この時はまだ、あの子が来る前かな。


あの時は幸せだったな。


パチッ…


夢か…


懐かしいな。


今考えたら、もう二度とないことだけど。


時計を見ると7時。


ゆっくり学校の用意をしよ。


私の名前は、清水 蘭羅。


近くの白陵高校に通ってる、高校2年生。


学校での私の生活は、まぁ学校に行ったらわかる。


私は胸下まであるハニーブラウンの髪を軽くくしでとかした。


髪色は地毛。


なのでずっと虐められてたし、友達なんいたことない。


朝ごはんは…そんなお腹すいていないし、ヨーグルトでいっか。


ヨーグルトを食べ終わり、制服に着替え、家を出た。


行ってきますは言わない。


言っても返ってこない。


私が小5の時に、父親は事故で亡くなった。


そこから母親は男と遊びまくり、中1で私を捨てた。


今まで信じていた家族なのに。


小5の弟を連れて、いなくなった。


父親がいる時は、幸せな家族だったのに。


父親が亡くなってから、母親は変わった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る