第20話

電話は切れた。

不覚にも俺は泣きそうになった。

空牙の言葉で。




恋音と結婚。

まだガキだった俺たちには夢のまた夢だったよな。それが現実になる年になったんだな。長かったけど、早かった…


俺は恋音の手術のあの日、恋音が戻ってくるのならずっと一緒にいると誓った。


もう、プローポーズしてもいいのだろうか…?

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