第31話
「私たちは勘違いをしてたくさん美沙に辛い想いをさせてしまったな。美沙。取り返しがつかないことはわかってる。でも、貴方の人生をめちゃくちゃにしてしまってごめんなさい。」
「…謝らないでください。謝られちゃうと彼との思い出を否定するようで……確かに子どもは生めなくなったし、たくさん不利なことにはなりました。でも、めちゃくちゃになったんて思ってません。私は一瞬でも彼に愛されてるって勘違いできたことが幸せなんです…」
そう。勝手に私が辛くなっただけ。幸せだったんだよ…。
ここで弱音を吐いちゃったら貴方との五年間を否定してしまうようだから。
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