もう、何も信じない。 恋音side

第10話

私だって、一年位前は、友達と毎日バカして、盛り上がってた。それなりに、充実した楽しい日々を送ってた。

でも、一年前のあの日、すべてが色褪せて見えた。

もう、未来なんて、見れなくなった。





ー一年前、夏

お兄ちゃんと、両親の墓参りに来ていた。その最中、私は突然、意識を、失った。

気がつくと、病院だった。

そして、初めては貧血だと、思われていたのに…残酷な診断をされた。


「恋音ちゃんの、病気は治ることが、ありません。世界でも、極少人数の病気です。君は、あと、





長くて二年しか、生きられない。」

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