第6話

「え?そんなことないから!」


「ほら、ムキになる!」


茉莉に確信を突かれて、


猿みたいに騒いでいると、


誰かに頭を叩かれた。


「いたっ」


「猿みたいに騒ぐなアホ」


「龍!!あんたね〜!」


寺島 龍 。


私の幼馴染みたいな存在 。


クールでいつも本ばかり読んでる。


龍は図書館に行けば大体いる。


「ほんとお前ら子供 、」


「うるさい!!もやし男!」


「負け犬の遠吠え」


そう言って、龍は教室から出ていった。

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