一寸法師🥣その1

🥣小さな子ども


お爺さんとお婆さんには子供がいません。

やがて、親指ほどの男の子が生まれました。

爺:「なんと可愛い子じゃ!肌がスベスベじゃ」

婆:「そりゃワシの足の指じゃ……ポッ♡」


🥣一寸法師


その男の子は、一寸法師いっすんぼうしと名付けられました。

法師:「二人とも、おはようございます!」

爺:「おお。少し大きくなったのう、法師や」

婆:「だからそれはワシの耳じゃ!老眼治せや」


🥣法師、お仕事する


法師:「私にも何かお仕事させて下さい」

婆:「それじゃ、箪笥たんすの裏の十円玉拾ってちょ」

爺:「あと、竹輪ちくわに詰まった胡瓜きゅうりも取ってくれ」

法師:「あの、もう少しマトモな仕事は……」


🥣法師、マイルームを手に入れる


法師:「私の部屋を作って頂いたそうですね」

婆:「おお。暖かそうなわらを敷いといたでな」

爺:「なんと、トイレ砂と回し車もあるかんな」

法師:「いや、それ、ハムスターだし!」

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