第4話

「……うぅ。気持ち悪い」



慣れていないのにたくさん飲んだせいで吐き気がこみ上げてくる。




飲み会があったお店は、家まで30分くらい歩く場所にある。高いわけではないが、遠いほどでもなかった。



送るよ、と言ってもらったけれど、申し訳ないと思い断った。





夜の住宅街は暗い。

おまけに、さっきの土砂降りで全身びしょ濡れだ。暖かい日だったにもかかわらず、鳥肌が立つほど寒かった。



家に帰って、暖かい湯船にゆっくり浸かろうと決め、家へ急ぐ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る