#5

8月25日


 起床し、次のヒントのような夢を見たことにガッツポーズしていた。

 「次はかき氷屋。かき氷屋なんてあったかな......」

 準備を済ませ、十字路へ向かう。

 「このまま真っ直ぐ」

 真っ直ぐは南。南ヶ丘方面だ。

 途中、道の両サイドに林がある。そこを抜けると住宅地が見えて来る。

 林で少し涼もうとしたが、セミの突ん裂くような鳴き声に邪魔されてしまった。

 「突然鳴き出すんだからビックリわよ もう......」

 心臓バクバクの状態でサッサと先を急ぐ。

 「夢に出てきたかき氷屋、建物じゃなくて、空き地のような所に屋台の感じだった。空地を探せばいいのかな」

 キョロキョロしながら住宅地内を歩く。

 「探すっていっても、今も空き地とは限らないよね。家が建ってたり変わってるよね......。空き地より、公園があるのは覚えてるんだけど」

 空き地を探すのは一旦置いといて、公園へ行ってみる。

 「確か、この坂を上って右に曲がれば......。あった!」

 まだ午前中の暑さ。公園には誰も居ない。

 「あっ休憩所が出来てる」

 麗美が学生の頃には無かった東屋が出来ていた。

 「ちょっと休憩」

 東屋の椅子に腰かけ、周りを見渡す。

 「ジャングルジムの隣にシーソーがあったはずだけど、無くなってる」

 新しく出来たものもあれば無くなったものもある。ここでもちょっぴり寂しさを感じてしまった。

 見渡していると、ブランコに目が留まった。

 「ここで何か話したような......」

 ブランコに座ってみる。

 

 ボクも好きですよ。JULY AND MARCℍ

 「あと、THE RED MONKEYSとか!」


 「このブランコで好きな音楽とか話してたっけ……アッツ!」

 座る部分もアツアツだが、更にアツアツな持ち手の部分を無意識に持ってしまった。

 「林の時もそうだったけど、無意識って恐ろしいわね.......」

 公園から出ようと出入り口へ向かっていると

 「痛っ」

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