第23話
「ここ最近、浅見組の者が攻撃を受けてるみたいで‥全国各地で怪我人が出てます。怪我をした者に相手を聞くと、決まって真っ黒な服を着て顔も隠してたと。偶然だったらいいんですが、攻撃を受けた人数が増加してきたので何かあるのかと思いまして…」
俺の組が攻撃‥?なぜだ‥
狙われてる‥?
様々な可能性を頭で考え出した時
「あ、き‥俺にも‥その、資料を‥」
「透さん!?どうしたんですか!!
まさか攻撃を!!」
腹を抑えうずくまりながらも幹部部屋へ来た透。透まで攻撃を受けたと勘違いしてる秋だけど‥
「ほっとけあんなバカ」
「‥若?あぁ‥かしこまりました」
透に劣らない優秀な秋。俺の一言でしっかり察したようだ。落ち込む透はほっといて‥
攻撃か‥。とにかく今は、なぜこうなってるか理由をつかまねぇとな。
「秋、この件についてはもっと深く調べておけ。何でもいい、小さなことでも関係してることがあれば教えろ」
「はっ!!」
この件が大事になったとしても抗争だと思ったんだ。それなのに、そんな俺の予想をはるかに上回る計画が実行されようとしていたなんて、この時はまだ誰も気づいていなかった。
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