第15話
「‥じゃあ颯の誕生日までは?」
「この話は終わりだ」
ソファーから立ち上がり有無を言わさず終わりにすると‥
「卒業して半年も経ったのに‥。何してたらいい?これじゃニートだよ…」
「俺の妻だろ?」
「ーーーーっ////」
途端に真っ赤になる百合。
「でもまだ籍入れてないもん」
そう、結婚式の前、籍入れだけでもかなり大事だからな。親父のところに日取り決めに行ったもののあっちも仕事抱えて決まらなかったからな。いろんなとこの挨拶や時期も考えなきゃならねぇ。結婚指輪まで渡したけど形式的には俺らは婚約状態だった。
「家事でもやるか?」
「ご飯は直樹くんが作っちゃうし」
「透がこの部屋掃除するだろ?それやるか?」
「午前中で終わっちゃうよ‥」
ため息をつく百合の腕を引きソファーから立ち上がらせた。俺の腕に閉じ込めピクッと反応する耳へ口を寄せれば‥
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