立待月
愛したい
愛されたい
愛などない
愛を信じている
愛していた
愛されていた
愛はあった
愛を信じられない
どうして
愛してくれないの
どうして
愛してはいけないの
ただ愛されたかっただけなのに
ただ愛したかっただけなのに
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛で埋め尽くされて、
真っ赤な血に溺れていく
裏切って裏切られて
愛は憎しみに変わって―――――
どうして裏切ったの
ワタシの愛を
どうして捨てたの
あなたの愛を
どうして――――――
愛 し て い た の に
真っ赤に染まった手は
生温かい
その最期の温もりさえ
あっという間に消えていく
冷えて冷えて
冷え切った心は救われない
弔いの百合の花は、紅く染まって――――
眠るウサギは泣いている
夢の中だけは幸福で
痛みを忘れられるのに
ああ、そこにいたんだね
ワタシの愛
大事なモノは――――――
ウサギが一匹死んでいく
心が死んでいく
月は染まる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます