第42話

兄は小声で




「好きになったんだから、仕方ないけど…



クミが傷付くだけだぞ!」




「うん…解ってる」




「お兄ちゃんはクミが傷付く顔を見たくない」と



兄に言われ私は落ち込んだ






兄は落ち込んでいる私を見て




「分かった…何かあったら、お兄ちゃんに言え」




「うん…」





兄は立ち上がって、私の頭をクシャクシャと撫でた

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