第54話

私はそのノートに聞きたいことを書いた




(私、どうして、ここにいるの?)




「警察の人が救急車を呼んでくれたからね」




(警察?)




「アヤネの生徒手帳が俺の部屋に落ちていたから



俺が警察に通報したんだ



中々、信用して貰えなかったけどな」





そうだったんだ…




(ユウキ、ありがとう)




ユウキは頷き、ニコッと笑った





聞きたくはないけど…



(父は?)




「警察に捕まったよ。一緒に住んでいた女もな」




これで安心していいんだよね…と、私は思った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る