第12話

12.

それから、一ヶ月が過ぎ、街を歩いていたら、社長さんと偶然に会った。


目が会ったので、声をかけた。

「あの、社長さん、以前のお礼をしたいので、ご飯でも…」


「そんなのいい。」


それを逃したら、会えない。

「お願いします。」


「しつこい。」


「すみません…」

少し沈黙になった。


「行くぞ。」


「えっ?何処へ…」


「お前のおごりな。」


「はい!」


二人は一緒に歩き車に乗った。

着いた所は高そうなお店、そんなにお金ないよ…。

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