第16話

わたしの大好きな小説家の綾崎隼さんについてお話します。

初めて読んだのは、死にたがりの君に贈る物語、そこからは、本屋さんで見つけるたびに買いました。将棋のお話、フィギアスケート、ノーブルチルドレンシリーズ、花鳥風月シリーズ(シリーズものは、まだちょっとしか読めていない😢)。こんなに、いま欲しい言葉をくれる本ってあるんだなって思いました。

この人の書く本があるなら、生きたい、全部読み終えるまでは頑張りたいなって初めて思えたんですよね。わたしを救ってくれた本は、別のエッセイでも紹介していますが、最初に読んだ死にたがりの君に贈る物語です。あらすじは、作者の訃報から物語が始まっていきます。その訃報を聞いた小説のファンが自殺未遂をします。

それをきっかけに、小説の物語をなぞった生活をしようというお話があって、、、。言葉の大切さ、どんな言葉を使うかで、相手は喜びもするし、悲しむことがある。そして、本は生きる喜びになるんだなと登場人物の純恋さんをみて思いました。あんなにも、小説をあいしてる女の子を描く、作者さんもすごく本が大切で大好きなんだなって思ったのを、覚えています。

物語の展開が読めないのも、すごく楽しくて

仕事で疲れて果てた時だったんですけど、世界が明るくなったんです。わぁ、こんなに楽しい世界があるんだなぁって、本ってすごいなって、すごい感動して、気づいたら、全巻集めたいくらい、綾崎さんのこと大好きになってました。

いくらでも綾崎さんのこと話せるくらい大好きです。あとがきの一文です。もしも、わたしの本をまだ読みたいと思うなら、あなたも生きていてくれませんか、の一文を見て、最後の最後まで涙が止まらなくなりました。辛くて、苦しい時、この一文をみて、自分を奮い立たせています。綾崎さんの寄り添ってくれる言葉の数々を心に焼き付けている時間が何より幸せです。

今日は寝る前に、綾崎さんの本を読みたいと思います。

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