13

第13話

「もしかして、俺のせい?」



「私のせい。自分の気持ちに気付いたんだ。元弥のことが」




その瞬間、私の口を元弥の大きな手でふさがれた




「待って、俺が先に言うから、友理奈ちゃんのことが好きです。付き合ってください」と手を差し出してくれた




「私も元弥が好きです。よろしくね」



元弥の手を握った




元弥は軽くギュッと握り返した




うん?何かあたる?



手を放すと私の手の中に一粒の飴があった



そして、二人は笑った





それから、二人は付き合うことになった

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