第52話

マンネリの生活が嫌いな和也は、色々な所へ連れってくれた。


運転している和也の姿が好き。

横顔がカッコいい。

夜はスーツを着ているから、余計にカッコいい。


私が見ているのが、気付いたのか、「どうした?」


「何も…。」

その時、手を握ってくれた。

私は、ドキッとして嬉しかった。


「ねぇ…和也、私とずっと居て飽きない?」


「全然、俺が一緒に沙織と居たいから、ダメか?」


「私も和也と一緒に居たい。」


「そっかぁ」と言って、和也は喜んでいた。

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