足元には さらわれた子供が二人・・
第4話
そして足元の二人の子供達を見る女王
「先の鋭い氷のツララで 苦しまないように 一気に貫いてあげる」
男の子は 彼女を睨みつけて、女の子は半泣き状態で脅えている
「ふふふ、助かりたい? 」「片方だけでも 助けてあげようか‥?」
「それとも二人とも助かりたい?」 「ねえ 私の望みを叶えくれる?」
「あの善良な氷の城の主、王から奪いたいものがあるの・・」
少年の縄を解き、こう命じた
「この少女は‥妹 それともお前の大事な友達かしら?
まあ、どちらでもいい‥大事なものには違いあるまい」
「私の望みを叶えてくれたなら 二人とも助けよう
それとも逃げるなら、それも良い」「少なくとも、そなたは助かる」
「私には わかる お前は魔法使いの素質があるわ‥お前なら結界石を壊せる」
「結界石?」男の子は問いかける
「妾(わらわ)達を 縛る結界が 張り巡らされている」
妾(わらわ)達は 結界石には近寄れない だが普通の人間には壊せない
まれに 人間の子供に魔法使いの素質のあるものがいる」
「まずはこの忌々しい結界をほんの少し壊してくれるだけでいい
それから‥王の魔法の源」
「赤きペンダントの宝玉を奪うのだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます