第28話 GW 2日目 動物園 4

さてこの動物園の目玉とも言える動物ゴリラが前にいる。さっきまで人が少ないと思っていたがここだけめちゃくちゃ混んでいる。さすが全国系のテレビで放送されるくらい有名なイケメンゴリラだ全国から来ているのだろう。


「それにしても混んでるね〜」

「思っていた以上に混んでるわね」


お母さんも想定したより多かったらしい。それにしても警護官の2人は大丈夫だろうか?後ろにいる2人に聞いてみる。


「2人は大丈夫なの?」

「これぐらいの混み具合なら警護に何も支障はありませんのでお気になさらず」

「わかった」


特に問題がないようなので人混みと一緒に進む…なんだか不思議な香りがする。たぶんだがかなりキツめの香水の匂いと女性特有の甘い花のような香りが入り混じって、なんとも良いような悪いような感じだ。

人混みがが進むとショウバーニが見えてくる、何かをするごとに周りの女性たちがキャーキャー叫ぶ。種族が違えどイケメンだと盛り上がれるそうだ。個人的にはイケメンだと思えはするがトキメキはしない。

今回は写真を動物と2ショットで撮れなさそうなのでお母さんと方を見る。お母さんはじっとシャウバーニの方を見ていた!まさかのお母さんもシャウバーニにトキメクのか少し意外だと思えた。なんせ親子だし感性が似ているところがあると思うし…いや言うならば嫉妬だなこれは。イケメンゴリラにお母さんが夢中だという。


「お母さん写真」

「ん?未来くんは写真ね、はいっチーズ」

「ん」


笑顔は少なくともコアラと北極熊の時より固い笑みだろう。

そこからの動物園の足取りは悪かった、なんせシンプルに拗ねているからだ。そして帰る時間になった。


入園口に戻る途中…


「未来くん楽しかったね、どうだった?初めての動物園と外出は?」

「楽しかったよ、水族館とかも楽しみ」


少しモヤモヤしたが概ね楽しかったと言える。


「未来くん本当に楽しかった?」

「えっ!?」

「お母さんに話してもらえる?」


お母さんには全てお見通しなのか。


「お母さんはゴリラを見てどうだった」

「ん〜正直なことを言えば…」


うぅ


「やっぱ未来くんが一番かっこいいかなって」


えっ!


「ゴリラを見てもいつも未来くんを見ているせいか特に何も感じないの」


そう言って抱っこをされる。


「だからねぇ〜え未来くんが一番だよ」

「んっありがと」


急に抱っこされたりちっぽけなことで拗ねていたことに恥ずかしいが悪い気はしない、言って欲しかったことを言われたからだろう。

恥ずかしいので少し遠くを見ると伊吹山さんと鬼頭院さんが目に入る。2人とも温かな目でこちらを見ている。

そこからの足取りは軽やかなものになった気がする。


_____________________

これにて動物園の話は終わりになります。個人的にやる気がかなり下がっていたため反省の多いような話だと思います。では次の話を子うご期待

まだまだ大丈夫だけど主人公を可愛いまたはかっこいいにするのか迷う。

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