第50話

入学式以来、翔太は駆琉と西野とよく行動を共にする様になった


その中で、西野が駆琉の事を特別な目で見ている事に最近気が付いた


駆琉と2人で談笑していたら絶対と言って良い程西野は話しの中に入ってくるし


駆琉にふざけて抱き着いた時なんて、物凄い顔で睨まれた


抱き着いた時、駆琉は 「ウザい」 の一言で、そこまで怒ってはいなかったと思うが、

西野は翔太にだけ凄いガンたれてきて、とても恐かった事を覚えている


ていうか、恐すぎて忘れられなかった


駆琉の前ではそんな顔しなかったのだから、きっと西野は駆琉に特別な感情を持っているのだろうと思った


当の駆琉はというと、微塵も気付いていない様だが…

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