第51話

信哉「ライドっ!?」


リン「ライドっ!!」


ギンゼス「!?」


紅「ぅお!?」


翠龍「!

…チッ…」




扉を開けた人物…


それはライドだった




リン「ライド!!

大丈夫なの!?


あのケガ、凄く深く抉られてて酷かったのに…」


ライド「あぁ…


リンが治療してくれたんだろ?


ありがとな…」




まだあのケガが痛むのか、ライドの顔は、引き吊っていた


額には、汗も滲んでいるし、顔色も悪い




信哉「ライド…


あんな大ケガしたんだから、すぐに動いちゃダメだよ…」


ライド「シンヤ…


大丈夫だって…」


信哉「ライド、やせ我慢してるのバレバレ


顔色悪いじゃん…


ゆっくり休んどかなきゃダメだよ」


ライド「でも、リンはオレのパートナーだから

一緒に居ないと…」


信哉「…はぁ?」


リン「…ライド…


あの置き手紙読まなかったの?」




心なしか、リンの声に怒りが滲み出ている気がする…




ライド「よ、読んだけど…


でも…っ」


リン「“けど…”でも

“でも…”でも、ないっ!!!


何の為にあの置き手紙を書いたと思ってんのっ!?」


ライド「!!!」




リンの大声でライドがビクつく




リン「ライドが回復仕切れないまま、此処に来ちゃうんじゃないかと思ったから

置き手紙を書いたのに!!


ライドの為を思って書いたのにっ!!


ライドのバカ!!!」




さすがに、皆びっくり…


今まで、1番静かだったリンが

まさかここまで怒るとは、ライドも思ってなかったのだろう…

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