第6話

そう、“今は”だ…




以前は信哉にも家族はいたのだ




でも、信哉のせいで死んでしまった…らしい………




紅曰く、信哉がまだ小さくて、やっと言葉が発声できる様になったとき

信哉が家族の居る家に“燃えろ”と言ってしまったらしい




そのせいで、信哉は家と家族を失った、と…




そう紅に聞いたのだ


今の信哉には、昔の記憶がない為、紅のその話しをそのまま信じるしかなかった

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