第16話

充の頭上にクエスチョンマークが沢山浮かぶ


それが分かったのか、聖汰が話し始めた




聖汰「奏は充の事、千亜ちゃんだと思ってる


その状態で引き離したら、奏、今度こそ心が壊れちゃう…っ


俺はそんな奏、見たくないのっ!!」




聖汰の奏くんへの想いの強さを感じ、思わず押し黙る




充「………」


聖汰「充、お願い


奏の傍にいてあげて…?


奏は千亜ちゃんがいないとダメなの」


充「………


でも…

もし、奏くんがオレが千亜ってコじゃないって知ったらどうするの…?」


聖汰「それは………」




今度は聖汰が押し黙る番だった

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