第4話

10分程待ってたら、金髪のカッコイイお兄さんがやって来た


やや遠慮気味に手を振りながらこっちへ来る




?「やぁ、はじめまして


俺は、天原 聖汰(アマハラ セイタ)


聖汰って呼んでくれ


千亜ちゃん似のキミの名前、教えてくれないかな?」


充「………


オレの名前は、稲葉 充


充って呼んでくれて構わない


それよりもこの男をどうにかしてくれません?」


聖汰「あぁ、そうだね


じゃぁね、充ちゃん」


充「………

オレ、男ですけど…」


聖汰「ぁ、そうなの?


ゴメンね、充くん?」


充「………くん付け止めてくれません?


聖汰さん?」


聖汰「じゃぁ、充もね♪


じゃぁね、充」


充「じゃ


オレはここで失礼します

聖汰」


聖汰「あぁ…」




充は聖汰と離れて家へ帰ろうと歩き出した


………が、帰れなかった…


充の袖をあの男、確か聖汰には“カナタ”って呼ばれてたヤツが、握ってた

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