ちらりと長瀬愛斗を盗み見ると、珍しく可愛らしい眉間に皺が寄っていた

ガラの悪い生徒達は気付かなかったみたいだが、長瀬愛斗は小さくため息を吐いていた

蘭もため息を吐きたかったが、今それをするのはまずいと判断して心の中で盛大に相手を罵る事で我慢する

愛斗「……もう、十分お話ししたでしょ？

そろそろ教室に戻ってくれないかなぁ？」

眉尻を下げて、困った顔でガラの悪い生徒達を見上げる長瀬愛斗

それにガラの悪い生徒達は一気に頬を染め上げる

その時、もしかしてこいつ確信犯じゃね…？とか思ったのは内緒←

生徒２「……しょーがないか、行こ」

生徒1「チッ…」

ガラの悪い生徒達はこちらを一瞥して教室へと戻って行った

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