聖「じゃ、蘭ちゃん変装解いてっ!!」

蘭「……

メンドいからヤダ

聖さんが２度とオレに抱きつかないってんなら、考えても良いけど…」

チラッと、聖さんを見ると、テンションだだ下がりで

これ以上沈んだら1ヶ月くらいは浮かび上がって来ないだろう…

面倒臭いなぁ…

パサと、オレは黒のボサボサの鬘を取り

ぐるぐる眼鏡を外し、カラコンも取る

蘭「コレで良い？」

とたんに聖さんが目をキラキラさせながらオレを見る

あ゛～、ウザイ

やっぱり、外さない方が良かったかも…

聖「蘭ちゃん、大好きぃっ!!」

また抱き付いてきたので、サッと、今度はキレイに避ける

いい加減、止めて欲しいもんだ…

蘭「聖さん、早く話終わらせて、カードキーちょうだい」

聖「ちぇ～…

せっかく久しぶりに会えたのに…

まぁ、良いか

蘭ちゃん達は生徒会の皆の案内で此処まで来たから分かってると思うけど

この学園、金持ち校で、ホモ校だから」

そう言うと、聖さんはポケットの中をごそごそあさり始めた

聖さんがポケットから出した物は、カードキーだった

しかも、ブラックの

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