第17話

翔「(ヤバ…

蘭から殺気がちょっと出てきてる…)


…と、とりあえず、自己紹介だけでもしておきませんか?

名前分からないと、会話しにくいので…

(ホントは知ってるけど、知ってたら

“なんでコイツ等が知ってんの?”

的な事になるとメンドイし…)」


暁「えっ…と、僕等の事、知らないのかな?」




にこやかに高月 暁がきいてくる




…あれ?

コイツ、いつもはなんか冷たくて、誰も近付けない様なオーラ出しまくりだったよな…?


…てコトは猫かぶり…?




紅「わぁ…

猫かぶりだ…」




ボソッと紅が言う




あのバカっ!!

オレ等、コイツ等の事知らない設定になってんのにっ




暁「…

そこの1番デカイ君…

なんでわかったの…?」




わぉ…

鬼龍の副長さん、素出しちゃったよ…


てか、鬼龍の皆サン驚いてんじゃん

おもしろ…じゃない!


驚いてフツーだよ…

だって、会って1言話したら、“猫かぶりだ…”

なんて言われちゃね…




優「紅?

そんなコトは思っても言っちゃダメでしょ?

このおバカ


…あ、生徒会の皆さん、このバカは放っておいてくれて良いですよ?

自己紹介…していただけませんか…?」




優は偉いね

ちゃんと顔使い分けてるよ…




紅「ちょ、ちょっと優!

ヒデェよ…

“このバカは放っておいてくれて良いですよ?”って!!

オレ一応、勉強できるもん!!

…てか、そーじゃなきゃこのガッコだって入れないでしょ!? ねぇ!?」


蘭「……紅…

いい加減静かにしてくれないかな?

話、進まないから」




さすがにちょっと怒りを含めてみましたとも、えぇ


ぁ、でも鬼龍の皆サマには、判らない様に紅の真ん前で、微笑みましたよ?

ふふふ…

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