青い海と山脈

episode_0000◆施設・組織

【起眞市立北区第三中学校】

　『紫の禍髪』の主な舞台。

　略称：「北三」「第三」「N3JH」。

　校則：非常に緩い。スマホ持ち込み及び校内での使用、ピアス、毛染め及び脱色、多少のアクセサリーの着用、武器の携行など、すべて可。

　制服：明るい灰色のブレザー。リボン若しくはネクタイは薄い紺色。シンプルなデザインながら人気が高い。

　かつては荒れていた。その頃の制服は学ラン及びセーラー服。生徒会会議室には、セーラー服に学ランを羽織った伝説の生徒会長の写真が飾られている。

　一年生の教室が4階にあることや、剣道部の活動場所が体育館裏なのは荒れていた頃の名残。

　現在では、他の学校では扱いに困る教員（校長や他の教員と折り合いが悪かった、ロリコン疑惑、担任したクラスの生徒が自殺未遂、思想がやや偏っている……など）の隔離施設と化している。単なる暴力は西区行き。

　北区の中央よりやや西に位置し、大街中学校区以外の北区全域が学区だが、生徒数は200人ほどと多くはない。第一、第二よりは新しいが、築50年近く経っている。

【起眞市立北区第一中学校】

　かつて北区西部に存在した。生徒数減少により廃校。

　制服：野暮ったい紺色のブレザー。

【起眞市立北区第二中学校】

　かつて北区南部に存在した。木造。建物老朽化により廃校。

　制服：学ラン及びセーラー服。

【起眞市立大街小学校・中学校】

　大街駅東側に新設された。棟は別だが、一部施設を小学校と中学校で共有する。

【仲見世通り】

　大街駅西側にある二つの商店街のうちの一つ。駅に対し、垂直に伸びている。

　主な店舗：『八十八（ヤトハチ）米穀店』『豆腐や・きらず』『塗装のおかべ』の他、学習塾や文具店など。

【大町駅南西の商店街】

　特に名前はない。駅から南西へ向かって伸びている。

　主な店舗：シャッターが目立つ。薄汚い居酒屋、如何わしい店、蓼川組の事務所など。駅側には、あまり大きくないパチンコ店がある。

　また、ペットボトル飲料と缶コーヒー、カップ酒とストロング系酎ハイ、煙草とコンドームが一緒くたに並べられた古い自販機が置かれている。分けろよ。

【Nemle】

　飲料メーカー。起眞市北区のバイパス沿いに工場がある。

　主力商品は『豪語的紅茶・レモンティー』。他に、ほうれん草粉末入りミルクココア、100倍希釈の乳酸菌飲料（殺菌）などを製造している。農薬みたいな希釈倍率だ。

　なお、スイスの某食品会社とは何も関係ない。

【梟（ふくろう）ノ頭（あたま）】

　熊区の二つの山のうち、北側。使山ではない方の、北区側での呼び名。熊区ではまた別の呼び方をされる。二つ合わせて夫婦山と呼ばれる。

　「頭」は山のピークの呼び方の一つ。梟は刎ねられた首の暗喩である。つまり、天に近い使山に対し、こちらは地獄に近い。

　北区側の麓には、桑織神社分社がある。

【JAきま出荷場】

　西区総合物流センターよりやや西側に位置する。資材倉庫も兼ねる。

【アメリカ軍起眞基地】

　近隣の複数の市に跨るが、起眞市には一切触れていない。

　当然ながら、毎月ゲート前では市民団体による座り込みが行われ、関係する何らかの事件事故があった場合には、日本共●党などが再発防止とともにちゃっかり「即時撤収」を県に申し入れている。

【シアトル黑烟（こくえん）】

　西区にあるミニシアター。

　ドキュメンタリー、アクション、ホラー、戦争映画、スチームパンクやサイバーパンクが多い。時々古い映画も上映される。

　大概がシネコンより1か月ほど遅れ（いや抑々シネコンで上映されるような映画を上映すること自体稀だが）、ラストラン上映という頃になってからであり、殆どが1～2週（人気作は3週）しか上映されない。

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「登場次第、追加します」