第39話

恋羽ちゃんの家に行ったとき、

ドアの向こう側で聞こえてきた言葉…



"アナタはもういいから、

 部屋に戻って休んでなさい?"



何気ない親子の会話だとは思うが、

対面したときの母親や恋羽ちゃんの表情…



少なくとも俺には、

普通には思えなかった…




射沙波「あ、その…

    なんとなく元気なさそうに

    見えたんだよな…


    そうだ、明日にでも

    俺からメッセージ入れてみるよ」



織原「そう? …ん…

   じゃあ、何かわかったら教えてね?」



射沙波「あぁ、任せてくれ」




一人で悩んでたら、

長い夜を迎えそうだったが


コイツのおかげだか何だか分からねーけど

解決したわけでもねーのに、

少しホッとしちまったな…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る