「恐らく私は、

　今後も黒鎌に狙われ、

　近いうちに命を落とすことに

　なるでしょう

　残された命ある限り、

　これまでに侵した罪も償うつもりです

　ですが、その前に

　彼ら異能者については、責任を持って

　元の身体に戻します。

　ですから、それまでは死ねません。

　申し訳ありませんが・・・

　死ぬのは、全て終わってから…」

　理人がノアの方を向くと、ノアは…

「理人さんがやってきたことは、

　私がやってきたことと同義です。

　宝（ジュエル）さんの力で私の

　能力は失われましたが、

　これまでに研究してきた積み重ねが

　あれば、きっと元に戻せると

　私は信じています」

理人は何度も首を横に振り　涙しているが、

ノアもまた　理人をぎゅっと抱きしめて、大粒の涙を流していた。

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