第226話

「ウソ…


   だよね…!?



   そ   んな…    」









「さぁ…!


 ジュエルさん!


 憎い男は目の前に居ますよ?


 

 感情を もっと剥き出しにして…



 そう、今ですよ?




 覚醒なさい!!



      さあ!!」









「いずみちゃん…が…



  うっ…



      うぅっ…」






――――――――

―――――――――――

――――――――――――――

―――――――――――――――――

――――――――――――――――――――



ドクン…



   ドクン…




         ドクン…










「ついに来ましたね…ッ!


 


 私の目には見えていますよ?





 ドス黒い感情…!




 渦巻く憎悪の炎…!




   良い…   



   イイ!




       美しい…  !!





    なんと美しいのでしょう…!」







ユーレギンにとって 泉水は引き金。




ジュエルを覚醒させて、

高純度の漆黒を備えさせた後に

自らへ取り込むことが目的。



そのために、

ジュエルと共にここへ連れてきた。




自らが高みに登るためなら、

人道など不要。





目的の前に、善も悪もない。





自らが取るべき行動こそがセイギ





それ以外は、全てがアク

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