第106話

―――――…



と、街ではひと悶着ありつつも 

無事に映画館に到着した。



「楽しみだね、映画。


 サングラス外しちゃダメかな?


 せっかくの映画、暗くて見え難くて…」



隣には、ジュエル



孔雀畑に言われて、心配だから

ついてってやれ って言われた模様。



(もう、どんだけ過保護なんだか…。


 …イヤ あのオジサマは

 私たちをくっつけようとしているんだわ。


 こないだ言ってた話を現実にして、

 ほら見ろ〜とか言って、またイジハラ

 するのが魂胆なんでしょ?


 もう、わかってるんだからね??




 …素直じゃない自分は、

 そんな風に考えてるけど…


 もう1人の自分は、

 けっこう今の状況に

     モダエてます…。)

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