第88話
「あっ!
カナハちゃん、まだユキミル見てないん
でしょ?」
ガサガサガサ…!
モエカは、慌てて部屋にあるグッズや
雑誌などをクローゼットの中に押し込んだ。
「危ない危ない、
ネタバレしちゃったらいけないもんね?」
(おおっ… なんと神配慮をしてくれるんだ
この子は…!)
『…だよね? だよね?
コレよ、コレ。
それが人として、当たり前の配慮って
ものよね??
・・・なんか、感動する〜〜〜!!』
「カナハちゃん… もしかして
かなり疲れてる?
さっきから、変よ?」
『ううん、職場でね…』
―――――…
『・・・という輩が居るのよ…
ヤバいでしょ??』
「あはは…
それは確かに… ダメだね…」
(モエちゃんは何て理解ある子なのかしら。
いい子に育って、
カナハお姉さんはとっても嬉しいわ。)
『やっぱ、モエちゃんの世代は
わかってくれて嬉しいわぁ〜
だいたい、あのオジサンたちの世代
ときたら…』
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