第81話
「…泉水くん、少し 優しくなった?」
『えっ…?
今の会話の何処でそう思われたん
ですか??』
「ふむ… 序盤、かな?
少し前までなら 2、3文句を言ってた
ような気がするが…
…まぁ、私の勘違いかもしれないがね」
(この人の洞察力には敵わないなぁ…
確かに、心当たりがあるのよ。
あの後、私は
背中を向けたまま、世間話や くだらない
話まで たくさんお話をした。
その時に
すごく心に残っているからかな。
時折、背中が当たったときに
ドキドキさせられたのが少し悔しい。
イケメン嫌いだったクセに
お顔が整った子に
それでいて、
微笑ましくなっている自分が…
私は、確実に…
もっと 彼に触れていたい
と、思ってしまっている…
容姿、声、考え方、全てに
…飲み込まれてしまっている。
はぁー…
土日と合わせたら9連休か。
脳内再生をBGMにしながら、ね。
長い
こうして泉水はAランク任務を見事に達成し、職種的にはほぼお目にかかれない9連休に突入することとなった。
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