第56話

「あはは

 ジュエルくんはやめといた方が

 いいよ?

 

 朽笛高フエコーの輩の件もそうだけど、

 働いたら働いたで、その…

 大変だと思うから… ジュエルくんの場合…」




「んー・・・でもまぁいっか。

 僕にはオンラインゲームがあるし」



「今度マジでレクチャーしてよ?


 どーすればあんなチートキャラに

 なれんの??」


「それな!!


 ジュエルくんとやると、

 死ぬほどボコられっからなぁ〜…


 マジで俺とチーム組んでよ?」




「あれっ、バイト時間大丈夫?」




「あうあっ!

 そうだった!!


 んじゃ、オレらはいくわ!


 ジュエルくん、今度マジで

 ゲーム教えてね!」



レオとタイガの姿が見えなくなり、

気づくと教室はもうジュエル1人になっていた。


敷き布団と掛け布団を畳んで、

ジュエルも教室を後にした。

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