第61話

松田

「チームに姫崎クンいたラ

   楽勝デシタねぇ~」



射沙波

「おーそっか、

    マツタケはミズイロと

    仲良かったんだよな?

    クラスずっと同じだったし」



松田

「そウ、心底 犬猿の仲デシたよ!」



射沙波

「・・・それ言うなら、

       「魚と水」な?」



ケアル

「(意外と賢い・・・)」



松田

「oh~ ソーリーソーリー…」



射沙波

「待て待て! 

    あの笑いは今は出すなよ!?」



咄嗟とっさにマツタケの口をふさぐイザナミ



射沙波

「なぁ・・・ オマエ、

    ミズイロのこととかなんか

    聞いてるか・・・?


    その・・・ 

    最近のこととか・・・」



松田

「姫崎クンとは帰ル方向が同ジです

   カラねぇ


   なかなか会わナイのですが・・・


   ・・・昨日トカ一昨日トカ、

   会うのは週に2回くらいで

   申しマスねぇ…」



射沙波

「めっちゃくっちゃ

    会ってんじゃねーか!


    ・・・んで?

    何か言ってなかったか??」



松田

「・・・そーデスね・・・

   あマリ感情を外に出さナイ人

   ですケド…

   

   どーでショウ・・・


    ワタシが生まレタ所から

    お話しまショウか?」



射沙波

「さすがにそれはいいって!

    ヒメサキのことだけでいいよ」



松田

「モウ・・・! 

   最初にソレ言ってくダサイYo!!!

   イキなりキレる 

   自分もダサイYo!!!」



射沙波

「ラップみてーに言うな!


    オマエの切れるポイントが

    わかんねーよ!

    

    ・・・つーか最初から

    言ってんだろ・・・」



ケアル

「(ぷっ! だめだこの人たち、

    完全に僕のツボだわ・・・!!)」



松田

「アレはまだ地球が青カッタ時代・・・


   姫崎クンはワタシにこう、

   言いマシタ・・・」



射沙波

「地球今、何色だよ・・・」



松田

「・・・"マツタケ、コレ誰に

   も言うなよ・・・

   オレは織原萌歌ちゃん、

   好きなんだよなぁ" ・・・って


   言っテましタネぇ・・・」



射沙波

「なんだと!!!???

    それマジか!!???

    マジなのか??????」



松田

「ハイ・・・でもコレ、

   内緒のハナシですカラ・・・


   特にイザナミクンには・・・」



射沙波

「イヤ、

    もうツッコまないけども!



    ・・・そーーーだったんかぁ~

    ~〜〜・・・


    そりゃぁ怒るわな・・・

    あんな話したら・・・


    くぅー・・・

    何やってんだ、俺!!」




「アップ終了~~~

 組み合わせ決まったから

 集~~~合~~~~~!!!」




ケアル

「あ、イザナミくん、マツタケくん、

    先生呼んでるみたい!

    行こう?」





フットサルの試合前に真実を知り

へこんでしまいそうなイザナミ





そして、マラソン免除をかけた

フットサル大会は

幕が切って落とされた・・・

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