第45話
店長
「お客様がご注文されたスイーツは
大変溶けやすい品物でして・・・
少々、お部屋の冷気を強ぅする
必要がございますんねっ・・・
ですので、こちらをですね・・・
んねっ・・・ んねっ・・・
んねっ・・・ と」
店長こと、
イザナミとモエカを毛布で
ぐるぐる巻きにした
射沙波
「ちょちょちょ・・・!
何してる!?」
織原
「えええええ~~~~!??」
店長
「寒い日には、
人肌が心に染み入りますねぇん…
これで、一安心ですねぇんっ」
【ミルフィーユ・ポリソンヌ】
部屋を適度に寒くして、持参した毛布で
男女を包めて親密にさせる魔法
考案者:
射沙波
「(おいおいおいおい!
しかも、腕をモエカの腰に
回した格好で
くるまれてるじゃねぇか!
いつのまに!?
まったく身動きとれねぇし
よ・・・!!)」
織原
「(確かにあったかくなってる
けど・・・
こんだけ密着されちゃったら…
恥ずかしすぎてユラの方
見れなくなっちゃったじゃない!
これからどう接したら
イイのよ!??
ってか、ユラの左手…
電流でも流れてるの??
なんか… ヘン…っ)」
店長
「とってもお似合いですよ?
お客様ん♪
もう少々お待ちくださいませぇ
…んねっ」
ガチャ・・・
射沙波
「ウソだろ!?
放置すんのかよ!?」
店長は二人を残し、部屋から退出した
―――――…
紬
「素晴らしい早業でした、師匠!
しかも、私は見逃しませんでしたよ?
お二人の脚をミルフィーユのように
交互に挟み込むように
セッティングしてましたね?」
ホイミ
「いつ?どーやって??
見てたのに目で追えてすら
いなかった!??」
店長
「やるわねん・・・
紬ちゃん・・・(ニヤリ)」
紬
「ハイぃ!
多少は成長したのです!
私も☆」
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